「授業が騒がしくなるのはなぜか」に関する一考察とそこから感じた幸せについて

学部の後輩がネットでいろいろ考えていたので、自分も考えてみました。
教育実習で実際感じたことを列記してみます。


<騒ぐか騒がないかを分けている要因>


1、クラスの構成人員
悪い奴が一人いるだけで大きく変わる。
クラスの雰囲気って人に大きく左右される。
クラス担任の影響も少なからずあるかもしれない。


2、特別教室かどうか
自分のクラスルームで授業がある場合、余計なものを手近に持っている場合が多い。
よって、問題が起きやすい。
逆に特別教室だと、意外と静かなことも。


3、先生の威厳
授業の内容如何よりもここが大事。てか一番大事かも。
騒いでいいという関係を一度作ってしまうとかなりきつい。
「締める時は締める」という姿勢が重要。
緊張感を作り出すセンスが必要だ。


4、授業の内容・方法
やっぱり面白い授業は聞きます。
有意義な授業も聞きます。


5、その単位時間の価値を示せるか
これは公立の小学校・中学校では言いにくい部分もあるんですが、生徒はお金を払って授業を受けてるわけで、その現実をちゃんと認識させられるか。他人がお金を払って受けている授業を邪魔することは半ば犯罪だと思う。寝てもいいから騒ぐなって話。


6、学校の雰囲気・立ち位置
進学校はあくまで勉強しに学校来てますが、下位校ではその前提が成立しません。
授業に対するモチベーションがなければ何を言ってもムダな気がする。


7、授業を理解できない
理解できる授業には多少騒ぎながらもついて来る。
ついて来なくなったら後は野となれ山となれ。


8、できるクラスかどうか(上と関連して)
これはある小学校で感じたことだけど、習熟度上位のクラスは総じて静か。構成人員の問題もあるだろうが、「できる者としての気概」が支えている部分も大きいのではないかと思う。


9、お年頃・時期の問題
やはり元気が有り余ってるお年頃。中学2年とか一番やりにくい。逆に1年は入学したばかりでやりやすい。
また、受験への緊張感が薄いと、勉強へのモチベーションは低い。


10、生活指導との関係
携帯の使用有無、服装、髪色などの生活指導がちゃんとできている学年・クラスは授業態度もいい。
生活で甘えてる奴は授業・受験でも甘えが出る。
ベテランの先生が長年見てきた上で気づいたことだと言ってました。


11、愛
先生と生徒の間で、あくまで「先生と生徒」として信頼関係が築けていれば、授業はうまく行く気がする。
愛でクラスは変えられる気がします。


ざっと今思い浮かんだのはこのくらい。
こないだの日記のニュース(http://www.asahi.com/edu/news/TKY200511070141.html)とも関係するんだけれども、学校・学年・クラスの運営と生徒の育ち方って大きな関係があると思った。
うちの会社流に言えば、
「モチベーションスクールづくりが、一人一人の生徒の本気を引き出す」
ってとこだろうか。


今後会社で学校領域に入っていく際には、今日扱ったような部分についてより深い考察が必要になるだろう。
社会人になっても教育書を読む必要が出てくるってことが、ちょっと幸せ。
(きもいとか言わないでw)
学部で楽しく、そして、一生懸命学んだことを、会社でも活かせる自分は幸せ者です。
いい就活できたなぁと改めて思います。